ヒラミレモン(芳香のある白い花を咲かせる・・)
ヒラミレモン みかん科
ヒラミレモンは低木または小高木、小枝は緑色で断面が三角形(3稜形)をしていて、葉腋には長さ1~1.5 cmの刺がある。葉は卵状長楕円形~楕円形、長さ8~9 cm, 幅3.5~4 cm、葉縁にはゆるやかな鋸歯がある。3~4月頃径2cmほどの芳香のある白い花を咲かせる。果実は多くつき、他県のゆず、かぼす同様、酸味として用いられる他、近年は健康食品としてジュースにされ販売されるようになった。
ヒラミレモン(方言名シークヮーサー、クガニーとも言う)、酸っぱい方をシイクァーサー、甘い方をクガニーと言う人もいるが、真偽の方はわからない。どちらも青いうちはシークァーサー(酸に晒す、酢を食わせる、シークァーサー)として芭蕉布をさらす(晒す。漂白)に使われ、黄金色に熟すると食用に供せられた。黄金色に熟したものをクガニーと言うように思ういます。もっとも子供たちはよく食べるが、年とともに酸っぱさに弱くなる大人はほとんど食べない。
最近はシークァーサーに多く含まれるフラボノイドの一種ノビレチンにはがん抑制効果があると言うことで注目を集めている。
我が家では今頃(8、9月)に摘果したヒラミレモンを二つ切りにして汁をしぼり、タネを網ですくい、その汁を冷蔵庫で製氷しています。シークァサー氷は年間を通じて使えます。
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