2015年02月18日
ローズマリー(芳香とエッセンシャルオイル(精油)の木)

ローズマリー しそ科
地中海地方原産の常緑の薫りのある低木。幹は50cm~120cmにのび各節から多く分枝します。葉は各分枝した小枝の節に十字対生します。節間は下部で2~3mm、上部で10~15mm、対生する葉は長さ10~25mm、幅2~5mm、やや肉厚の針形葉です。上面は濃い緑色、下面は白っぽい毛が生え中軸(中肋)に反り返りっています。一見、外側の大きな一枚の葉と、内側の小さい二枚の葉と三輪生していると思ったのですが、内側の2枚は葉腋に出来た新しい枝の芽であることが分かりました。するとおびただしい数に分枝するはずですが、実際にはそうはなっていませんでした。光合成の盛んな外向きの枝芽は生長し、よく伸びていますが、内向きの枝芽は小さく生長が止まっていることが覗えました。この芽は木が生長し枝の木質化が進むに従って他の葉と同様消滅して行くものと思われます。春から夏にかけて咲く青紫色の花は葉腋に総状につきます。この植物の一番の特徴はその芳香とエッセンシャルオイル(精油)にあると思います。料理、薬用として用いられています。Oak