2009年05月30日
ソテツ(小葉の先端は針のように尖っている・・)

ソテツ そてつ科
ソテツは高さ2~5mに他する常緑の高木、幹には古い葉の痕(葉痕)がついて、がさついている。黒茶色の幹の頂点に沢山の鮮やかな緑色の葉をつける美しい姿をしています。葉は羽状複葉、小葉は中央部分が長く付け根と先端に行くに下がって短くなる。小葉の先端は針のように尖っている。雌雄異株で雄花と雌花がはっきりしている。秋には3cm位のやや扁平球形の赤い種ができます。種や幹には澱粉が含まれ飢饉や、戦時には非常食として用いられた。しかしソテツには猛毒な物質が含まれ製法を誤ると死に至ることもあるようです。臼やくずすり機ですり、桶などに入れ水を加え攪拌し、しばらく放置しておくと底に澱粉が沈殿するので、上のかすと水を洗い流し澱粉を残す。更にその澱粉に水を加え攪拌し、澱粉が沈殿するのを待ち上ずみを捨てる。毒物(シカシン)は水に溶けるので、攪拌、沈殿を繰り返す事で食べられるようになる。攪拌、沈殿を何回繰り返すかは覚えておりません。今時ソテツを食べる人はいないと思うけれども念のため。
Posted by oak at 12:00│Comments(0)
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