2009年08月15日
ツルラン(森の木の下に咲く可憐な花・・)

ツルラン(鶴ラン) らん科
森の木の下に手鞠のような白い可憐な花を咲かせるツルランは多年生の地生ラン。沢登りの仲間たちと奥間川の中流にたどり着いたときこの可憐な花に出会い、清流の冷たさ、森の冷気も加わって、なにか別世界に来ているような感動を覚えました。このランは日陰を好み、草丈40~80cm、葉は25cmぐらいの倒卵形でしわのような筋が2、3本表面を走り、葉先は尖っています。葉腋から長い花茎を出し先端に多数の花を付ける。扇のように横に広がる5枚の花弁と、その下から大の字形の唇弁(リップ)が突き出ている。唇弁の中央の赤い部分がタンチョウヅルの頭に似ているのが名前の由来になったようです。最近このランの個体数が減ったと聞いています。森の中で見つけてもそっと彼らの幸せの場所(森の木陰)に残しておいてください。
Posted by oak at 12:00│Comments(0)
│草本