2013年03月27日
ハス(いろいろな色の花を咲かす多年生の水草・・)

ハス すいれん科
ハスの原産地はインド亜大陸(インドから中国とその周辺)と言われる多年生の水草。みす底の泥の中を地下茎がはい、ところどころで葉を水面に出す。また地下茎、葉柄、花柄には中央部とその周辺に通気孔がある。葉は水面より高く伸び1mぐらいになる(同じ仲間の睡蓮は水面に浮遊)。葉は円形で、葉柄は中央につき(盾形)、撥水性があり水玉ができます。花は朝早く咲き、昼には萎みます。花の開閉は3回繰り返されるという文献があり、観察者と自然界の不思議さを同感しています。花の散った後の花床は蜂の巣のように多くの穴があいて、その中に白い蓮の実(種子)があります。蓮の種は強い生命力を持ち、「大賀ハス(弥生時代後期)」、「中尊寺ハス(800年前)」、「行田蓮(1400~300年前)」はいずれも800年以前のものとされる信じがたい事実を示しています。ハスは人との関わりも深く、根はレンコン、葉と花はお茶、澱粉の多い種子は菓子や飲み物に利用され、仏教その他の宗教上で尊い植物として扱われています。Oak
Posted by oak at 12:00│Comments(0)
│草本